ア
- 大きさ
- <蝶の大きさ>
この図鑑では蝶の大きさを、片方の前ばねの付け根から先までの長さであらわしている。この大きさを前翅長(ぜんしちょう)という。蝶の大きさのあらわし方は、このほかに開長で表すこともある。 <昆虫の大きさ>
蝶以外の昆虫の大きさは、一般に頭部の先端から腹部の先までの長さであらわす。この大きさを体長という。この図鑑では、トンボのなかまついては、腹長(ふくちょう)であらわしている。セミのなかまで、はねの先端までを示す場合は全長という。
サ
- 翅脈(しみゃく)
- 昆虫のはねに見られる脈のような突起のこと。はねの膜の部分を支える役割をしている。
- 食草
- 動物が食べる草。木の場合には食樹。特に、ごく限られた種類の植物しか食べない昆虫、特に幼虫の場合に使われることが多い。
ナ
- 夏型
- 春型を参照。
ハ
- 発香鱗条(はっこうりんじょう)
- チョウのはねのりん粉の中で、特殊な形をし、ある種の臭いを発するりん粉のことを発香りんという。この発香りんがかたまってはえていて筋のように見えることを発香鱗条という。
- 春型
- チョウの中には、同じ種類であっても成虫になる時期で大きさ、羽の色や模様が変わることがある。これを季節型と呼び、春に成虫になるものを「春型」、夏に成虫になるものを「夏型」、秋に成虫になるものを「秋型」と呼ぶ。